インドビザ取得時のトラブル
インド大使館で実際にあった(らしい)話
ある旅人が、悪名高い(?笑)インドのビザをカイロで取得しようとした時の話です。
係員の英語の発音がなまり過ぎていてよく聞き取れなかったそうで、イライラしながらもなんとか手続きを終わらせた。
すると
「おまえのその酷い英語を何とかしろ、フン!」
と馬鹿にされたそうな。
腹が立ったが、ビザを取るまでの辛抱と、我慢して宿へ戻った。
指定された一週間後、パスポートを取りに行くと、「一週間後に来い」とまた言われた。
理由を聞いても教えてくれない。
仕方なく帰宅し、1週間後にまた行ってみると、「来週の水曜日にまた来い」と。
ちなみに、来週の水曜日は一週間後だ。
「いい加減にしてくれ!どういうつもりだ!?」
とさすがにその人も言ったそうな。すると、
「どうもこうもない、とにかく一週間後だ。」
と聞く耳を持たない。
イライラしながらもここでこいつを怒らせてビザをもらえなかったら最悪なので、仕方なく帰ることにした。
インド大使館員は機嫌を損ねると面倒なことになるから、絶対に下手に出ろというのは、旅人の間ではよく聞く話である。
そして、水曜日、また行ってみると、
「まだだ。いつになるか?とにかくまだだ、明日にでも来てみろ」
と、投げやりに言われた。
旅人の怒りは頂点に達していたが、
「あ、明日こそ絶対にお願いしますよ・・・」
と唇を噛みしめて、お願いして帰ったそうな。
そして次の日、とうとうビザがもらえた。
そして去り際、パスポートを渡す時も、相変わらず無愛想で態度の悪い大使館員に向かって今までのうっぷんを晴らすように
「バーカ!FUCK YOU!!」
と叫んで出てきたそうだ。
大使館員は、カチンと来たような顔をしていたが、もうビザも貰ったことだしそんなの関係ねえとばかりに、彼は意気揚々と宿へ戻った。
そして数日後、そんなことは忘れてインドに入国しようとすると、なんと
「そのビザは無効です」
と言われ、入国拒否。
「どういうこと!?ちゃんとビザ持ってるじゃないか!」
と食い下がると、
「そのビザは、発行後にキャンセルになっています」
との回答。
キャンセル日は発行日だったそうです。
どうやら、あの係員にやられたようです。
インド大使館では大人しくしておけというのは本当のようです。
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