安宿の探し方
安宿とはどんな宿か
これは国や地域によってまったく解釈が違ってくると思いますが、イメージとしては、数百円〜1000円くらいで泊まれる宿でしょうか。
アメリカやヨーロッパではその水準の宿は皆無ですが、バッパーやユースホステルも安宿と呼ぶならば、そういう高物価の国では、2000円〜3000円くらいでも安宿と言えるかも知れません。
さて、そういった安い宿はどんな感じかと言いますと、これまた場所によってかなり差が有ります。
東南アジアでは数百円でもかなり立派なホテルだったりもします。
例えば、僕が泊まったカンボジアのとある宿は、3人で泊まって、クイーンサイズのベッドが3つ、ホットシャワー(ぬるい)、トイレ別の広い部屋で一人2.5ドルでした。
これはアメリカの二人で110ドルの部屋より良かったです。
ブラジルはリオのとある安宿は、1000円くらいで、部屋はシングルベッド一つがギリギリ入る広さで、ベッドはスプリングの鉄が飛び出ていて背中に刺さって痛い。
シャワーが一間ほどしかないトイレの便器の真上に着いていて、なんとも不潔。
もちろんシャワーは水しか出ない。
なかなか劣悪な環境でした。
アメリカでは30ドル前後でドミトリーだったりしますが、二人居れば一人30ドル前後のツインの部屋がニューヨークでも見つかります。
モーテルも似たような水準です。
このように、地域によってかなり差がある安宿ですが、大まかに、よくある安宿の特徴を言っておきますと、
・シャワー、トイレは共同
・アメニティなし
・基本食事なし(ごくごく稀に朝食が付いている)
・シャワーはお湯が出ない
・テレビはない
・ボロい
・狭い
・怪しい
・ベッドにダニがいる
・時々共同キッチンがある
・時々危険な宿だったりする
などなど、ツアーで泊まるホテルなどと比べたら天と地ほどの差が有ります。
こればっかりは一日も早く慣れるしか有りません。
でもたぶん、誰でもすぐに慣れるようなのでご安心を♪
参考※ドミトリーってどんな感じ?
安宿の探し方
ガイドブックを見ればすぐ分かります。
無い場合は、ネットの旅人のサイトが役に立ちます。
宿の生の評価が載っているので、あまりにも酷そうならそこはパスです。
アメリカなどでは、宿予約サイトもかなり役に立ちました。
Property search
Hostel Time
そういった手掛かり無しで探す場合は、バスターミナルや空港に客引きがいる場合が有りますので、彼らとよく交渉をして決めましょう。
ピックアップしてくれたりすることも有りますので、詳しく聞きましょう
客引きがいない場合は、とりあえず街に出て、そこらへんを歩いている人に「安宿無い?」と聞いてみます。
安宿街のように結構固まって在る場合もあるので、そういうところなら現地のおっさんが結構知っています。
「安い宿を探しています」
という現地の言葉は覚えておいて損はないです。
宿に着いたら、部屋を見せてもらいましょう。
ホットシャワーは出るか?
部屋は清潔か?
怪しくないか?
などなど、値段に見合った宿かどうかを確認します。
もし気に行ったなら、値段交渉です。
値下げ交渉の仕方
とりあえず、安宿では値下げ交渉はしておきましょう。
なんとなく厚かましい気もしますが、大丈夫ですので、がんばりましょう。
とりあえず値段を聞いたら、
「ディスカウントできない?」
と尋ねます。場合によっては向こうから、
「3泊したら割り引くよ」
などと言ってくるかも知れません。
言われなかったらこっちから言いましょう。
連泊と引き換えに値引きを依頼するのは常套手段です。
また、値段が下がらない場合、
「じゃーよそを見て考えるよ」
なんて言って去って行くフリをすると、
「ちょっと待て。じゃーいくらにしてやる」
なんて言ってくることが結構あります(笑)
これはタクシーなどと同じ手法ですが、なかなか効き目があるので、ぜひやってみましょう。
関連※日本人宿とは
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