私のお金の浪費っぷりを赤裸々に公開します

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旅中にやること

その他

例えば節約を気にせず世界一周したらいくらかかるか
     〜ワタクシの場合〜


私のお金の使い方

まずワタクシの旅はと言いますと、、、


南米からスタートし、カリブ、中米を周り、アメリカはニューヨークから欧州のハンガリーへ。


西周りにヨーロッパを駆け抜け、アフリカを縦断し、中東をさ迷った後、アジアを横断し、ついでにドバイにもよって、東南アジアをくるっと周ったついでにマレー半島縦断して帰国。


43カ国、114都市滞在、宿泊せずに観光だけしたところも入れると約140の街を365日間で走り抜けたことになります。




基本、ワンワールド世界一周チケットを利用(18区間使用)。


さらに自腹でチケットも購入し、全部で33回飛行機に乗りましたが、そのうち前半の6カ月に飛びまくり、28フライトを前半だけで費やしました。


後半6ヶ月は前半のハイソな旅が嘘のように陸路陸路で地面を這いつくばって進みました。


あと、元々購入してあった飛行機のチケット3フライト分を捨てました。




宿は、基本的に数百円の安宿に泊まり続けました。


アメリカでは30〜50ドルくらいが多く、ヨーロッパでは15〜30ユーロくらいでした。


ほんの数回、10,000前後の宿にも泊まりました。




食事はと言いますと、南米では昼間っから生ビールを2杯は飲んで、夜も好きなだけ食って飲んでを繰り返し、おかげで体重も激増した感じがしました。(計ってませんが)


中米、北米では、金よりもダイエットを気にして、昼のビールは止めましたが、夜は相変わらず飲んで食っての日々でした。


ヨーロッパでは食費はかなりケチって痩せましたが、フランス料理のフルコースは頂きました。


アフリカでは、現地食が安かったのですが、安かったばかりにひたすら食べてた気がします。


そして中東で数カ月ぶりに貯金の残高を見てびっくり!


そこから節約生活の始まりです。


自炊中心の旅になりました。


インドにたどり着くと、思わず気が緩み、日本食料理(現地料理よりかなり高い!)を食べまくり、ネパールに行ってさらに食べまくり、物価の安いこの2国でかなり浪費してしまいました。


東南アジアにたどり着くと、もう最後だとばかりに食いまくって飲みまくってました。


ツアー等は、面白そうと思ったら、ガンガン参加でした。


さて、振り返ってみると、なかなかやりたいことをやりまくった旅でした。


大満足です。




さて、そんな大満足の旅でしたが、こんな感じで旅をすると、資金はどんなふうに減って行くのか、ご覧下さい(汗




※ちなみに※
風俗は行ってません。
ギャンブルも3000円くらいしか負けてません。
スキミング被害など詐欺には遭っていないと思います。
強盗に襲われましたが金は取られていません。
デジカメを無くし、途中購入400ドル。
インドで捕まった時の賄賂300円。

赤裸々 Sample date

〜食いたいものを食い、行きたい所へ行き、短期でひたすら駆けずり回った旅の場合〜


※すべて「約」です。使用金額にはクレジットカードの利用分を加味しておりますので、口座残高の推移と異なる場合が有ります。




当時のUSドルレート 1ドル=125円
当時のユーロレート  1ユーロ=176円
世界的に円が激弱な都市でした><




出発前の準備にかかった費用 100万円(ワンワールド代60万円含む)。


【2007年】


1/21 出発時点 口座残高 204万円+手持ち30万円


4/3  南米終了 口座残高 153万円+手持ち?万円>>53万円+α使用


5/14 中米終了 口座残高 130万円+手持ち?万円>>26万円+α使用


6/13 北米終了 口座残高 87万円>>47万円使用!!+α使用


7/10 欧州終了 口座残高 66万円>>21万円使用


8/10 アフリカ終了 口座残高 50万円>>15万円使用(エジプトは中東に含めます)


10/18 中東終了 口座残高 27万円>>20万使用(イスラエルだけで57千円使用)


11/13 イラン、UAE、パキスタン 引き落としできず>>約5万円使用(飛行機代1.8万円含)


11/28 インド終了  口座残高 20万円>>6万円使用


12/14 ネパール終了 口座残高 16万円>>2万円使用


【2008年】


1/2  バンコク、タオ島 口座残高 12万円>>4万円使用


1/13 アジア小回り一周終了 口座残高9万円>>3万円使用


1/18 マレー半島縦断終了 口座残高6万5千円>>2万5千円使用


1/19 お土産等費用 口座残高60,000円也




と、いうわけで、まるまる300万円使い果たしました。


生活費は230万円です(笑)


食事やツアーや移動をまったく節約せず(宿のみ節約)、かなりのハイペースで進むと、だいたいこのくらいかかることが判明しました。

分析

お金を使ったと思われるポイントなどを分析してみましょう。




旅中は、一日タバコ1〜2箱吸ってました(日本では禁煙)。


ワンワールド以外に、18フライト購入しました。(3フライト破棄)。


アメリカの列車の乗り放題チケットを持っていましたが破棄しました。


アメリカで10日間ほどドライブしました。


ガテマラでスペイン語学校に通いました。


アフリカはザンジバル島のバカンスでかなり消費しました。宿も一泊45ドルですし…


アフリカのビザ代は結構かかりましたし、他、イランやインドのビザも高かったです。


お土産はあまり買っていません。




総合的に見て、無駄遣いも相当多かったようです(汗


1年間の旅でしたが、数年分の移動をしたのが浪費に繋がったと思えます。


移動速度を上げるには、どうしても飛行機を多用しますし、交通費が高い国も結構在りますので。


しかし、この例以上に移動速度を上げるのはなかなか厳しいと思うので、登山したり海に潜ったり等の別途費用の結構かかることをしなければ、280万円(230万円+ワンワールド代60万円)以上かかることはあまりないんじゃないかと思います。


ちなみに、この年は、近年まれにみる円の安さでした。


なので、どんあにがんばっても、普通にちょっとお金に気を付けて旅をしていれば、世界一周したとしても、300万円有ればさすがに足りそうです。


これで上限が見えました(笑)

各地域別、一日辺りの費用

さて、上のワタクシの例を元に、その地域での一日辺りの費用を見てみましょう。


これは日本と現地の往復チケット以外の全ての費用を単純に日数で割って調整したものです。


つまり、移動費や土産代やらなにやら全部入ってますので、ご自分が行く予定の日数にこの一日分の金額を足した額を持って行けば、だいたい足りると思います。


ただし、アメリカ大陸の「+α」分は少々曖昧に乗っけてあります。


また、前半は飛行機のチケットを買いまくったので、陸路主体の移動ならば、こんなにお金はかからないと思います。


あと、病気などの不測の事態も含まれていますので、そちらはブログの日記と照らし合わせて、だいたいの費用の加減をイメージして下さい。


また、この計算はかなりアバウトな部分も有りますので、参考程度にご覧下さい。


金額は、少々大めに計算しております。


参考※世界一周〜WAiのワンワールド世界一周365日の旅の記録〜




■南米 約61(US)ドル/1日


これは飛行機代が大きく影響していると思います。
また、旅の最初とあって、不慣れな出費も多かったのと、とにかくひたすら飲み食いしまくりました。
カーニバルも飛行機を使って無理やり2つの街で参加しました。
とにかく豪遊した代金です。
ブラジルとイースター島は物価が高いです。




■中米 約58ドル/1日


ジャマイカ、キューバとカリブの国はかなりお金がかかりました。
ただし、僕が行った時のジャマイカは、クリケットの国際大会が有り、宿などが通常の数倍の値段になった挙句、どこも満室。宿までのタクシー代が5000円、宿代も一泊5000円と、時期が悪かったのも有ります。
メキシコのカンクンも同じくセマナサンタというイベントで、やっと見つけた宿は一泊9000円くらいしました。
また、メキシコはバス代も高いです。
区間によっては飛行機の方が安かったりします。
キューバも旅行者用の物価が有り、それはユーロと同程度します。
宿も一泊2000円くらいかかりました。
ガテマラは以南の物価は安いと思います。




■北米 184ドル/1日


何に使ったのか全く分かりません。
とにかく物価は高かった。
ニューヨーク、マルボロ1000円超えてました。
ここでは11日間のドライブでかなり浪費しました。
6人でのドライブでお金はいっぺんに立て替えたり、全員分の支払いを僕のカードでしたりとごちゃごちゃやっていたので、どのくらいかかったのか全く分からなくなってしまいました。とにかくかなり使ったと思います。
・・・にしても…使い過ぎです><




■欧州(+モロッコ) 62ドル/1日


宿代がユースのドミで一日5000円くらいかかっていた(当時1ユーロ=176円!)のと、フランス料理のフルコース食べたり、モロッコ往復飛んだりでお金がかかりました。
基本的にヨーロッパでは食事はかなり質素でした。




■アフリカ(東側) 38ドル/1日


これはほとんどビザ代だと思います。
アフリカはビザが高いので、短期で沢山国をまたぐと、一日辺りのコストが跳ね上がってしまいます。
実際、宿は200〜1000円以下くらいですし、南アフリカ以外は食費も激安です。
南アフリカは物価かなり高いですが。。




■中東 23ドル/1日(イスラエル含む)
    41ドル/1日(イスラエルのみ)
    20ドル/1日(イスラエル以外)


中東は、イスラエルの物価がかなり高いです。
トルコもかなり高く、ちょうど僕が行った時高騰して、数週間でトルコリラが20円くらい上がってしまって困りました。
トルコとイスラエルを抜かしたら、一日平均10ドルも使ってないと思います。
ちなみに、イスラエルに行く寸前で、貯金残高が激減していることに気付き(アメリカ以来の残高確認)、ここら辺からようやく食費をケチりだしました。
トルコなどイスタンブールに着くと、毎食毎食ケチャップまみれの具無しパスタばかり食べていました。




■イラン、UAE、パキスタン 15ドル/1日(飛行機代込み)
               9ドル/1日(飛行機代抜き)


イランの情勢悪化で急きょUAE1泊付きでパキスタンに飛ぶことに。
陸路で行けていたら、1日10ドル以下だったと思います。
イランでは、食事は自炊か毎食100円前後のファラフェルというサンドイッチみたいなやつで凌ぎました。10数食連続ファラフェルとかでがんばりました。
UAEは一泊だったので、空港に泊まりました。食事もせっかくのドバイなのに、現地人用の食堂で済ませました。
パキスタンはとにかく物価が安く、食事も宿も世界最安レベルでした。




■インド 34ドル/1日


これは絶対にこんなにかからないので安心して下さい。
僕は、ネパールで飛行機のチケットを買う時のために、高い手数料を払ってドルを沢山用意しました。
なので、これだけの額がかかってしまいましたが、宿代も一泊300円くらいだし、食事も日本食さえ食べなければ激安です。
しかし僕は日本食を食べまくったので、移動費抜きだと一日700円くらい使っていたと思います。また、イスラム圏を抜けたので、ここからビールを飲む習慣が復活しました。




■ネパール 10ドル/1日(タイ行きの飛行機代抜き)


ここはやっぱり激安なのですが、毎日二食の日本食とビールでかなり使いました。
なので、これはかなり豪遊した金額です。
なお、トレッキング等はほとんどしていないので、そういった料金が加わると、もう少し高くなります。




■バンコク、タオ島 16ドル/1日


タオ島で結構使いました。
バンコクは150バーツ(当時約600円)の宿に滞在し、食事は昼20バーツ、夜25バーツとビール一本で暮らす毎日でした。




■アジア小回り一周(タイ→カンボジア→ベトナム→ラオス→タイ) 21ドル/1日


ほぼ全部移動費です。
夜行を巧く使ったので、宿代はかなり浮きましたが、連泊0なので、相当ハードなあげく、移動費が割高になりました。
一か所にゆっくり滞在すれば、1日当たりの費用はかなり安く済むと思います。
ここの部分は東南アジアを周っている旅人の中では特殊過ぎるケースなので、参考にならないと思います。




■マレー半島縦断 40ドル/1日


ここもほぼ移動費です。
変わったルートで縦断したので、船にも2回乗りました。
最後は旅の締めということで、V.I.Pバス(4400円)にも乗ってしまいましたし(笑)




以上、僕の場合でした。


これは、各所、短期の人向けの金額設定になると思います。


旅を急げば急ぐほど、ほとんどの地域で一日あたりの費用が割高になっていきます。


もっとのんびり周れば、これほどかからないと思います。


また、逆にいろいろふんだんに盛り込んだ旅行をしても、一日あたりにかかる費用はここに記した程度だと思います。


しかし、今になって浪費の主な原因を振り返ってみると、食費が大きいと思います。


とにかく、食って食って食いまくった旅でした。


コーラだけでも毎日1,2リットル飲んでましたし(笑)


同じ日にスタートして約1年旅をした友人は、20kg近く痩せていましたが、僕は2kgくらいしか痩せませんでした(汗


結構ハードな旅だったはずですが、完全に食べ過ぎたようです(笑)


あと、何気に見落としがちなのが、外貨獲時の為替手数料などです。


新生銀行は4%の手数料を取られるので、200万円引き出したら8万円かかります。


さらに、街の両替所でも手数料は結構かかっているはずなので、これだけで余裕で10万円以上かかっているはずです。


ちなみに、ATMで引き出した回数は、163回でした。


新生銀行は手数料がかからないので関係ありませんでしたが、例えば手数料210円が毎回かかる某銀行ですと、引出手数料だけで34,230円かかってしまいますので注意が必要です。


残高参照でお金がかかる銀行だとますますかかります。




そして、もう一つ、非常に大きかったのが、円安の影響でした。


本日の米ドルは、1ドル約92円です。


僕がアメリカに居た頃は、手数料込みで125ドルくらいでしたので、33円違います。


本日のユーロは、1ユーロ約122円。


僕の時は約176円だったので、なんと54円違います。


例えば、200万円分米ドルを使うと、手数料抜きで、なんと約52万円も差が出ます。


なので、長期で旅に出る場合に、旅人のブログなどで資金を計算するには、その当時のレートを加味して考えないと、まったく違った金額になってしまうことが有り得ますので、ご注意下さい。


しかし、2007年はここ数年でも断トツに円が安い年だったので、やっぱりこの例の金額よりは、しばらく安く旅できそうです(笑)


果たして参考になるか分からない浪費っぷりですが、参考になれば幸いです(笑)


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