ラマダン中の人の前での食事は控えましょう

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ラマダン中のエチケット


ラマダン中の人々の状況

イスラム教徒は毎年、ラマダンと呼ばれる月に、約1ヵ月間の断食を行います。


ラマダンの開始と終了は、長老らによる新月の確認により決まるので、毎年違います。


この時期にアラブ諸国を旅する時は気を付けなければならないことが有ります。


ラマダン中のイスラム教徒は、日の出から日没まで、いっさい何も口にしません。


水はおろか、タバコも。


そういった状況なので、飲食店も日中はほとんど閉まってますし(マクドナルドとかは営業していますが客はほとんど皆無)、街の人たちもなんとなくイライラしています。


都会を歩いていると、普段よりクラクションの音が激しく聞こえます。


そんな状況なので、僕ら旅行者はイスラム教徒じゃないと言っても、外で何かを食べたり、水を飲んだり、喫煙をするのは極力避けましょう。


彼らも僕らは旅行者だから関係ないということは分かっていますが、自分が腹を空かせてイライラしてる目の前でパクパク食べてたら、あまり良い気分ではないでしょう。


ちょっと水を飲んだだけで怒られることもあります。


なので、ラマダン中の飲食は、なるべく宿の部屋で取りましょう。


また、外でどうしても喉が渇いたりした時は、なるべくこっそり飲むようにしましょう。


ただ、これだけ書いておいてなんですが、国によってこのラマダンの取り組み具合が違います。


エジプトやヨルダンでは、昼間は本当にみんな気合入れて断食してますが、シリアやレバノン、トルコ辺りでは、結構昼間っからレストランでガツガツ食っちゃってる人もいました。


そういうところなら、まぁ旅行者の僕らは気にせず食事をしてても平気かも知れませんので、周りの様子を見て、空気を読みましょう♪


ちなみに、ラマダン中のイスラム教徒は、日没とともに食事をしにレストランや家に走ります。


ヨルダンのアンマンなどでは、さっきまでたくさん走っていた車が、嘘のように居なくなります。


そして夜な夜なレストランに集まっては、朝っぱらまで食いまくっています。


そんなわけで、ラマダン中は夜通し賑やかです♪


ちなみに、ラマダン期間中、酒屋はほぼ休みですので、酒飲みの方は我慢が必要です(笑)


ま、そもそも、イスラムの国なのに酒屋がある時点でどうなんでしょ…ってとこですが。。


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