イスラエルへの陸路入国は、他の国のそれとは一味違います。

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イスラエル入国の仕方


パスポートにイスラエルの出入国スタンプを押されると面倒

イスラエルに入国する際の注意点をお伝えします。


パスポートにイスラエルの出入国のスタンプを押されると、敵対するアラブ諸国(イラク、レバノン、リビア、サウジアラビア、スーダン、イエメン、ソマリア<2008年現在)への入国ができなくなります。


なので、イスラエルの後にアラブ諸国を旅する方は、スタンプを押さないようにイミグレでお願いしなければなりません。(正確には、別紙に押してもらうことになる)


しかし、お願いしても押されてしまうことが有ります。(手違いや嫌がらせ)


その場合は、もはや諦めてパスポートを作り直すしかなくなります。


なので、イスラエル入国の際は、とにかくイミグレ係員に嫌われないように気をつけましょう。


また、入国拒否のスタンプを押されるともっと悲惨です。


上記アラブ諸国に入れなくなるのはもちろんのこと、「入国を拒否されるような人物」ということで、イギリスなどいくつかの国でも入国拒否される可能性があるそうです。


なので、イスラエルに行く時は、いろいろと注意が必要です。

イスラエルの出入国に関して注意すべきポイント

イスラエル出入国に関する基本的なルールです。
暗記しておきましょう。




1. 陸路入国の際は「キングフセインブリッジ(イスラエル名、アレンビーブリッジ)」国境から入国する。


2. ヨルダン出国時にも係員にスタンプを押さないように頼む。


3. イスラエル入国時にスタンプを押さないように頼む。


4. パスポート表紙に貼られるシールは綺麗にはがす。


5. 出国時にもスタンプを押さないよう一応言っておく。


6. ヨルダン再入国時に入国スタンプを押さないようにお願いする。




解説します。


1. 一般的に、この「キングフセインブリッジ」国境からの出入国時のみ、パスポートにスタンプを押されない(別紙に押す)と言われています。


お願いの仕方は、「ノースタンプ・プリーズ」で大丈夫です。


しかしあまりにも多くの旅人が「ノースタンプ・プリーズ」と言う為か、言うのを忘れたけど勝手にノースタンプにしてくれたという旅人も結構います。


また、実は、このキングフセイン橋以外の全ての国境や空港からでもノースタンプで入れた人に会いました。


ただし、確実ではないので、なるべく「キングフセインブリッジ」から入国するのが望ましいと思います。




2. イスラエル入国のスタンプがなくても、ヨルダンやエジプトの出国スタンプでイスラエルに入国したことがばれてしまいます。なのでここでも「ノースタンプ・プリーズ」です。




3. ここがイスラエル入国の際の最大の難所です。


お願いしても押される時も有りますし、入国拒否スタンプをもらってしまうこともあります。


とにかく、普通に観光旅行で来たということをアピールしましょう。


係員は二十歳くらいの女性兵士です。きゃぴきゃぴしてる子もいます。


とにかく話を合わせましょう。決して機嫌を損なわせないように!


彼女達を怒らせるポイントは、「他のアラブ諸国に入国している事実」です。


これにより、多大な嫌がらせを被る可能性が有ります。


「イスラエルに来るために仕方なく通った!!」など、巧いこと言いましょう。


とにかく、イスラエル大好きっ子を装うべきです。


また、ここでほとんどの旅人、特にアラブ諸国を旅行した人がくらう嫌がらせが有ります。それは、「イスラエル名物 謎の放置プレー」です。これは悲惨です。


3,4時間、意味もなく放置されます。その後、何事もなかったかのように入国できます。


待っているところはクーラーがガンガン効いていてかなり寒いし、とにかく暇です。


放置プレー対策として、上着と本などの暇つぶしグッズ、食料を忘れないようにしましょう。




4. この「シールを剥がした跡」で入国したことがばれてしまうことが有ります。


剥がした後、石鹸を指で溶かして擦ると綺麗に取れます。


ドライヤーのような物で温めても綺麗に剥がれます。




5. たぶん、入国時にパスポートにスタンプが押してなければ出国時も押されないとは思いますが、念のため言っておきましょう。


また、この出国時の注意点ですが、出国する為に手数料(税金?)を取られます。


だいたい130シュケルくらいだと思いますが、変動しますので、入国時に金額を確認の上予想して、その分のお金は残しておくようにしましょう。




6. これも一応言っておきましょう。


出国スタンプが押してなければ、出国したことになっていないので、入国スタンプも押されないはずですが。

付随する注意点

ヨルダンのビザの残日数には気を付けて下さい。


ヨルダンをノースタンプで出たということは、ヨルダンから出ていないということになりますので、イスラエルに滞在している間も、ヨルダン滞在とみなされ、ビザの残日数が減って行きます。


ヨルダンビザの無料期間は一カ月です(2008年現在)。


これは、イスラエル滞在日と合わせて一カ月ですので、くれぐれもご注意を。


もし一カ月を超えてしまうと、滞在超過一日辺り1.5JDの罰金を払うことになります。


あと、トルコ方面からシリアを抜けて下って来る際、入国時に


「シリアを抜けた後、どこへ向かう?」


と聞かれたら、間違っても「イスラエル」とは言わないようにしましょう。


もちろん、入国できません。

サーメルを探せ

アンマンにあるマンスールホテル(別名KODAホテル)に、イスラエルに向かう日本人が集まっていると思います。


通常ならば、ここに「中東一の善人」サーメルという従業員が居ますので、彼にイスラエルの行き方を教えてと頼めば、行き方を紙に書いてくれますので、それをタクシーに見せれば少し楽になります。


ただし、最近サーメルが日本人と結婚するという噂ですので、その後サーメルがどこ向かうかは、マンスールホテルで確認して下さい。Mixiにサーメルのコミュニティも有ります。


参考※イスラエルの日記です。


これでほとんど流れが分かると思います。


なので、むしろ現地で経験するまでどんな感じか知りたくない人は、見ない方が良いかも知れません(笑)


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